(令和7年5月2日掲載) 令和7年4月25日、鳥羽商船高等専門学校は令和7年度 第1回国際交流報告会を実施しました。今回は、東南アジアに渡航した3グループと本校主催の高専グローバルキャンプに参加した1グループが発表しました。 タイに渡航し、日タイ・学生ICTフェアに参加・発表した学生は、英語でプレゼンテーションしたことについてどんな準備をしたのか、発表の様子等を紹介しました。また、タイに渡航した経験で得た気づきも述べられ、国際交流を通して自分がどんな風に変わることができたのかを発表しました。 本校主催の高専グローバルキャンプに参加した学生は英語で報告しました。鳥羽商船高専の周辺にあるスタートアップ企業の見学やグループワークでの様子が紹介され、国内外から集まった参加者で取り組んだことが興味深かったと話しました。 シンガポールに渡航した学生は、技術系企業見学の様子や異文化を体感したことを報告しました。そして、学生は「渡航前はコミュニケーションをとることができるかどうか不安だったが、翻訳アプリ等を使うことにより現地の方と直接会話することができ、自信につながった」と学生自身の変化を説明し、「英語ができなくても、翻訳アプリを使ったりすることでコミュニケーションできる。鳥羽商船高専には海外に行くチャンスがたくさんあるので、ぜひ行ってみてほしい」と話しました。 シンガポール・マリタイムアカデミーが主催するMEL Camp(Maritime Experimental Learning Camp)に参加した学生は、海運企業を訪問したことやクルーズ船に乗船しながらワークショップに参加したことを報告しました。学生は「船内生活を通して異文化を体験したことや、参加者と協力して課題に取り組んだことは貴重な経験になった。MEL Campに参加して本当によかった」と話しました。 質疑応答では、聴講していた学生から「英検やTOEIC等の資格を持っておいた方がよいか?」、「どのくらい前から国際交流に対して準備したらよいか?」といった質問があり、発表した学生から「英検やTOEICの点数は特に重要ではなかった。もちろん、英検を持っていたりTOEICの点数が高い方がいいと思うが、英語が話せることよりも、英語を含めた色々な方法でコミュニケーションを取ろうとする姿勢が大事だと思う。ぜひ、学校から案内のある国際交流プログラムに挑戦してほしい」、「私の場合、申込締切の直前に海外に行くことを決めた。直前でも大丈夫だったので、興味があればぜひ挑戦してください。学校に国際交流に関するプロジェクトチームがあるので、まずはそこに参加して情報集めや事前準備を行うといいと思う」と回答しました。 最後に、グローバル推進室長の橋爪仙彦教授は「皆さん、非常にいい経験をされたと思う。1年生からの質問もあり、とてもよい報告会だった。聴講していた学生が興味を持つことのできる報告会になったと思う」と講評を述べました。 本校では、教育目標の一つである「国際性豊かな社会人となること」に沿い、様々な国際交流プログラムを実施しています。今後も、学生が国際交流できる機会を積極的に作り、多様な文化や価値観に触れることで、グローバルな視野を育む環境づくりに努めていきます。 Thailand – Japan Studnent ICT Fair 2024 日時:令和6年12月20日~20日 場所:Princess Chulabhorn Science High Schools, Thailand 参考:学生がThailand-Japan Student ICT Fair 2024で発表したことを校長に報告しました | 鳥羽商船高等専門学校 サーキュラーエコノミーを志向するKOSEN Global Camp 日時:令和7年2月8日~13日 場所:鳥羽商船高等専門学校、鳥羽伊勢志摩地域のスタートアップ関連企業等 参考:サーキュラーエコノミーを志向するKOSEN Global Camp at TOBAを実施しました | 鳥羽商船高等専門学校 シンガポール研修 日時:令和7年3月10日~14日 場所:シンガポール(GREENWAY GRID GLOBAL PTE. LTD.、Singapore Polytechnic、Yamazaki Mazak Singapore Pte Ltd.) MEL Camp 日時:令和7年3月18日~29日 場所:シンガポール、マレーシア(Singapore Polytechnic、シンガポール市内、Gentin Dream(乗船))