災害時における練習船鳥羽丸と桟橋の運用等について意見交換を実施しました

(令和7年10月8日掲載)

令和7年9月24日、鳥羽商船高等専門学校は、災害時における練習船「鳥羽丸」と本校桟橋の運用などについて、鳥羽海上保安部および野村保夫三重県議会議員と意見交換を行いました。

令和7年3月に竣工した本校の練習船「鳥羽丸」は、教育・研究目的での運航に加え、災害時には支援船としても活用できる設備を備えています。また、本校桟橋も練習船の更新に合わせてかけ替えられ、災害時に支援船を受け入れられる仕様へと拡張されました。

今回の意見交換では、主に災害発生時における「海側からの支援体制」について話し合われました。

協議の中では、三重県南部に多いリアス式海岸では大型船の入港が難しい一方で、練習船「鳥羽丸」クラスの船舶が有効に活用できる可能性があることが示されました。そのため、災害支援機能を備えた鳥羽丸の竣工は非常に意義深いものであり、多様な人々が乗船できる設計も災害対応の面から高く評価されました。

また、本校桟橋は鳥羽海上保安部の巡視船も停泊可能な仕様となっており、今後はこの桟橋を活用した災害時の連携訓練なども期待されます。さらに、桟橋が位置する池の浦地区は、災害時の支援拠点の一つとされる「三重県営サンアリーナ」に近く、陸側と海側を結ぶ支援体制を構築する上でも有利な環境にあります。

意見交換の場では、鳥羽海上保安部から能登半島地震における海上支援の事例も紹介され、その経験を踏まえた今後の活用方法についても意見が交わされました。

本校は今後も、災害時の支援に対応できる体制づくりを進めるため、地域や関係機関と連携しながら、具体的な取組を重ねてまいります。

 

概要

災害時における練習船「鳥羽丸」と桟橋の運用についての意見交換
◆日時
令和7年9月24日

◆場所
鳥羽商船高等専門学校 桟橋および練習船「鳥羽丸」

◆出席者
鳥羽海上保安部
野村保夫三重県議会議員

齊心俊憲船長
山野武彦機関長

 

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本件に関する問い合わせ

鳥羽商船高等専門学校 総務課 総務係(広報担当)
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soumu-soumu@toba-cmt.ac.jp

 

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