練習船鳥羽丸が実働防災訓練に参加しました

(令和8年3月6日掲載)

 

鳥羽商船高等専門学校(以下「鳥羽商船高専」)の練習船「鳥羽丸」は、令和8年2月15日、三重県四日市市の四日市港で実施された伊勢湾BCP協議会*・四日市港BCP協議会**および三重県主催の実働防災訓練に参加しました。

南海トラフ地震等の大規模災害に備え、海上からの支援体制の強化が求められる中、令和7年3月に竣工した練習船「鳥羽丸」は、航海士・機関士の育成に加え、災害時の支援船としての機能を備えています。本校は地域と連携した防災・減災の取り組みの一環として本訓練に参加しました。

訓練では、船内に災害対策本部を設置し、学生ホールや事務室、操舵室を活用した「洋上対策本部」としての運用を確認しました。また、四日市海上保安部の巡視艇「あおたき」と連携し、伸縮クレーンを用いた緊急物資輸送訓練を実施しました。

訓練後の講評では、国土交通省中部地方整備局副局長が「実働訓練を実施したことで課題が明確になった。今後の訓練に活かし、備えを大切にしていきたい」と述べました。また、一見勝之三重県知事は「南海トラフ地震が発生した場合、三重県では道路の通行が制限される恐れがあり、海路による支援は重要な支援策の一つである。日頃から関係機関が連携し、備えていきたい」と述べました。

練習船「鳥羽丸」の齊心俊憲船長は、「練習船鳥羽丸に装備した交通艇や支援艇、ドローンを使った被災状況の調査、物資輸送、人員移送等、代船建造の段階から検討してきた災害支援装備が、計画どおり能力を発揮することを確認できた。また、災害時船舶型携帯電話基地局、給水、給電に加え、入浴や洗濯といった避難生活を支える場としての活用も練習船鳥羽丸の強みになるだろうと考えられる。今後も定期的に訓練に参加し、知識と技量の向上を図りながら、関係機関との連携を強め、より一層円滑な支援ができるよう体制を整えていきたい」と述べました。

山野武彦機関長は、「今回の訓練を通じて、連携機関や各船舶の強みを知ることができた。それぞれの特性を理解したうえで、練習船『鳥羽丸』の強みを最大限に活かせるよう、設備の充実と訓練を重ねていきたい」と話しました。

さらに、訓練後に一見知事と懇談した古山雄一校長は、「三重県には伊勢湾に属する多くの関係機関があり、その一員として練習船『鳥羽丸』も存在している。災害時には支援船としてぜひ活用していただきたい」と話しました。

本校は今後も、練習船「鳥羽丸」の教育機能と災害支援機能を両立させながら、関係機関との連携を一層強化し、地域の安全・安心の確保に貢献してまいります。

 

*伊勢湾BCP=伊勢湾港湾機能継続計画
**四日市港BCP=港湾機能継続計画

 

 

概要
練習船鳥羽丸による実働防災訓練への参加

◆日時
令和8年2月15日(日)

◆場所
四日市港四日市地区第3ふ頭

◆主催
伊勢湾BCP協議会
四日市港BCP協議会
三重県

◆参加機関
中部地方整備局
第四管区海上保安本部
四日市海上保安部
中部運輸局
四日市港管理組合
三重県
〇独立行政法人国立高等専門学校機構 鳥羽商船高等専門学校
一般社団法人日本埋立浚渫協会中部支部、中部港湾空港建設協会連合会
一般社団法人日本海上起重技術協会中部支部、全国浚渫業協会東海支部
一般社団法人日本潜水協会中部支部、一般社団法人海洋調査協会
一般社団法人港湾空港技術コンサルタンツ協会
一般社団法人三重県建設業協会四日市支部

◆本訓練における練習船鳥羽丸の担当
対策本部
緊急支援物資輸送訓練


 

メディア掲載

三重テレビ 三重テレビニュースウィズ 2026年2月15日放送 (動画記事(外部サイト)
三重テレビ 県内ニュース 2026年2月16日掲載 (電子記事(外部サイト)
名古屋テレビ ANNスーパーJチャンネル 2026年2月15日放送 (動画記事(外部サイト)
名古屋テレビ 東海地方のニュース 2026年2月15日掲載(電子記事(外部サイト)

 

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