(令和7年12月23日掲載) 鳥羽商船高等専門学校(以下、「鳥羽商船高専」)は、令和7年12月3日(水)、英国スコットランド最大の技術教育機関であるCity of Glasgow College(以下、「グラスゴー市立大学」)と海事教育分野における学術交流を目的としたMemorandum of Understanding(以下、「MOU」)を締結しました。 グラスゴー市立大学は、2010 年に Central College、Glasgow Metropolitan College、Glasgow College of Nautical Studies の 3 校が統合して設立された、英国スコットランド最大の技術系高等教育機関です。造船・金属・機器産業で発展してきた都市グラスゴーを拠点とし、海事分野をはじめ多様な技術領域で人材育成に取り組んでいます。令和 7 年 8 月には、グラスゴー市立大学の学長兼最高責任者であるDr. Paul Little 氏らが本校を訪れ、海事教育に関する意見交換が行われました。この訪問では、日英の教育制度やカリキュラム、船員教育に使用される設備など について活発な議論が行われました。 今回締結するMOUでは、双方の海事教育のさらなる発展を目指し、関連分野における連携強化を進めていくことで基本合意しました。シミュレータを用いた訓練、海事教育の歴史・文化、船舶習熟訓練、航海実習等に関する協力に加え、学生および教職員の短期・長期交換留学や、相互訪問などの交流促進が盛り込まれています。 調印後、古山雄一校長は「本校とグラスゴー市立大学がMOUを締結できたことをとても嬉しく思います。日本の海事教育は英国に倣って発展してきた歴史があります。そのような背景のもと、本校が英国の高等教育機関と協力し、海事教育をさらに発展させいけることを光栄に思います。」と述べました。 グラスゴー市立大学のポール リトル学長兼最高責任者は「鳥羽商船高専との連携を強化できることを喜ばしく思います。グラスゴー市立大学はこれまで多くの国の教育機関と連携し、学生を受け入れてきました。今回の連携が本学にとって40校目となり、東アジア地域では初の提携校です。今後、この連携をさらに発展させていけることを期待しています。」等と述べました。 今後、本校は本MOUに基づき、国際的な視点を取り入れた海事教育の充実を図るとともに、学生の国際的な活躍を支援し、グローバルに通用する海事技術者の育成に取り組んでまいります。 概要 鳥羽商船高等専門学校とグラスゴー市立大学の学術交流に関するMOU締結 ◆日時 令和7年12月3日(水) ◆場所 鳥羽商船高等専門学校 (三重県鳥羽市池上町1番1号) ◆参加者 <City of Glasgow College> Dr Paul Little, Principal & CEO Ms Carla Gethin, Vice Principal Corporate Development & Innovation Mr Kevin Ward, Associate Dean (Maritime) Ms Jacqui Massie, Associate Director (Business Partnerships) <鳥羽商船高等専門学校> 古山 雄一 校長 鎌田 功一 商船学科長 喜井 健二 事務部長 この記事をシェアする メディア掲載 日本海事新聞 2025年12月10日(水)掲載(紙面および電子版) 関連する記事 英国スコットランドのグラスゴー市立大学長と副学長が本校を視察しました | 鳥羽商船高等専門学校 問い合わせ 記事・その他に関すること 鳥羽商船高等専門学校 総務課 総務係(広報担当) 0599ー25ー8013 soumu-soumu@toba-cmt.ac.jp 鳥羽商船高等専門学校の日常やお知らせをSNSで発信しています。