(令和7年12月19日掲載) モバイルコンピューティング推進コンソーシアムが主催する「MCPC award 2025」で、鳥羽商船高等専門学校がNICTの助成研究で開発を進めた「ブルーカーボン貯留量の自動計測システム」がアカデミー特別賞を受賞しました。これに伴い、令和 7 年 11 月 26 日(水)、 東京プリンスホテルで開催された表彰式に、情報機械システム工学科江崎修央教授が出席し賞状の授与を受けました。 「MCPC award 2025」は、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)が、業界の枠を越えてモバイルコンピューティングや IoT/M2Mシステムの普及を促進することを目的に設立した表彰制度です。モバイルシステムの導入により「業務効率化」「業績向上」「顧客満足度向上」「社会貢献の推進」「先進的なモバイル活用」などで成果を上げた事例を顕彰しています。 今回アカデミー特別賞を受賞したのは、本校情報機械システム工学科の学生が開発に携わった「ブルーカーボン貯留量の自動計測システム」です。本システムは、藻場の繁茂状況を自動で計測し、炭素貯留量を算出するもので、低コストかつ高い機動性を特徴としています。船の側面に取り付け可能な水中カメラと映像収集装置を複数の船に搭載して計測を行い、効率的なデータ収集を実現しました。 また、この取り組みは、国立大学法人三重大学、三重県水産研究所、三重県鳥羽市、KDDI 株式会社および 株式会社 KDDI 総合研究所との共創により進められており、海洋DXの研究開発・導入促進における先駆的事例としても注目されています。 現在は、三重県鳥羽・志摩地域の藻場を対象に試験運用を実施しており、地域の海洋環境保全や脱炭素社会 の実現に貢献する技術として、今後のさらなる発展が期待されます。 概要 MCPC award 2025 表彰式 ◆日時 令和7年11月26日(水) 16:00~17:30 ◆場所 東京プリンスホテル 3 階 プロビデンスホール (東京都港区芝公園 3 丁目 3 番 1 号) ◆受賞 ユーザー部門 アカデミー特別賞 ◆本校からの出席者 情報機械システム工学科 江崎修央 教授 ◆主催 モバイルコンピューティング推進コンソーシアム ◆後援 総務省 日本商工会議所 東京商工会議所 情報通信ネットワーク産業協会 IT コーディネータ協会 組込みシステム技術協会 スマート IoT 推進フォーラム ◆協賛 電子情報技術産業協会 ◆参考 「MCPC award 2025」の最優秀賞・グランプリ/総務大臣賞および各省が決定しました|MCPC この記事をシェアする 問い合わせ 記事・その他に関すること 鳥羽商船高等専門学校 総務課 総務係(広報担当) 0599ー25ー8013 soumu-soumu@toba-cmt.ac.jp 鳥羽商船高等専門学校の日常やお知らせをSNSで発信しています。