教職員を対象とした三重県警察等主催の技術流出対策講演会を実施しました

(令和7年10月24日掲載)

 

鳥羽商船高等専門学校は、令和7年9月29日(月)、三重県警察本部警備第一課の担当者らを講師に迎え、本校教職員を対象とした講演会を実施しました。

高等教育機関である本校を含む教育・研究機関は、最先端で有用な技術を保有しています。しかし、万が一その技術が流出した場合、日本の国際的競争力が低下するだけでなく、安全保障上にも重大な影響を及ぼすおそれがあります。そのため、技術流出の防止は安全保障上きわめて重要な課題となっています。こうした背景のもと、警察庁では技術流出防止に向けた啓発活動を積極的に進めており、今回の講演会もその一環として開催されました。

講演では、技術分野における現状や、過去に発生した技術流出の事例が紹介されました。その後、中部管区警察局情報通信部情報技術解析課によるデモンストレーションを通じ、具体的な対策の方法について実例を交えて解説が行われました。

講演冒頭の挨拶で古山校長は、「近年、技術情報の流出や不正利用は国内外で大きな問題となっており、教育機関においてもそのリスクへの理解と対策が求められる時代となっています。本校は技術者を育成する高等教育機関として、教育・研究活動において高度な技術情報を扱う機会が多く、情報管理の重要性を改めて認識する必要があります」と述べ、学校として、情報管理体制の強化と教職員一人ひとりの意識向上に、継続して取り組む姿勢を示しました。

本校では今後も、教職員を対象とした情報リテラシーの向上研修や、情報セキュリティーに関する訓練を定期的に実施し、技術・情報の適切な管理と流出防止に徹底して取り組んでまいります。

 

概要

三重県警察等による技術流出対策講演会

◆日時
令和 7 年 9 月 29 日(月)

◆場所
鳥羽商船高等専門学校 情報メディア教育センター1階 メディアホール
(三重県鳥羽市池上町1番1号)

◆対象
本校教職員

◆内容
経済安全保障を巡る情勢(三重県警察本部警備第一課長)
サイバー空間を巡る脅威の情勢(三重県警察本部警備第一調査官)
ウイルス感染のデモンストレーション(中部管区警察局情報通信部情報技術解析課)

◆参考
技術流出の防止に向けて|警察庁(外部サイト)
https://www.npa.go.jp/bureau/security/economic-security/index.html

 

問い合わせ

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鳥羽商船高等専門学校 総務課 総務係(広報担当)
0599ー25ー8013
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