(令和7年9月25日掲載) 鳥羽商船高等専門学校は、令和7年9月19日(金)、第54回商船学科卒業証書授与式並びに第18回専攻科海事システム学専攻修了証書授与式を挙行しました。 式には、卒業生36名、修了生4名、その保護者、来賓および教職員が参加しました。まず、古山雄一校長より卒業生に卒業証書、修了生に修了証書および学位記が授与されました。 古山校長は式辞の中で、「卒業生や修了生のみなさんは未曾有の事態に直面しながらも、その困難を乗り越えてきました。マリタイム技術者としての強靭さを身に付け、今後はその実力を存分に発揮してください。中学3年生という若き日に下された進路の決断と、今日までの不断の努力に敬意を表します。自信と信念を胸に、自らの人生を堂々と歩まれんことを心より祈念します」と述べました。 続いて、来賓として小竹篤鳥羽市長、菅沼延之同窓会長・全日本船舶職員協会副会長より祝辞をいただきました。 在校生代表は「力強く、前を向き、日々前身し続ける先輩方の逞しい背中は、後輩である私たちにたくさんの気づきと情熱を与えてくれました。先輩方が本校のことを『母校』だと胸を張って言えるよう、私たち在校生一同は絶え間ない努力と情熱をもって本校を引っ張っていきます」と述べ、決意を表しました。 これに応え、卒業生代表は「5年半という月日のすべてが大切で、かけがえのない思い出であり私たちの青春でした。そして、ここで過ごした日々や大切な仲間の存在は、これから日本海運を支えるため大海原に乗り出す私たちの取るべき航路を決める糧となり、前に進むための推進力になるでしょう」と鳥羽商船高専での学生生活を振り返り、在校生に「大きな波にぶつかっても、仲間・家族、教員、先輩を頼って乗り越えてください。いつかここに立つ日が来たときは、悔いなく笑顔で満ち溢れていることを心より祈っています」と答辞を述べました。 また、修了生代表は「学びを深めるために進学した2年間は、船舶に限らず幅広い分野から刺激を受け、多角的な視点を身に付けることができた充実した時間となりました。今後も、飽くなき探求心、知識と技術を求め続け、日本海運業界を発展させていく人材として社会に貢献していきます」と挨拶を述べました。 最後に、卒業生は学び舎前の広場に移動し、登檣礼(とうしょうれい)にならった儀式を行いました。「ごきげんよう」と三唱したあと、制帽を空高く投げ、本校を巣立ちました。 卒業証書を受け取る卒業生 修了証書を受け取る修了生 式辞を述べる古山校長 答辞を述べる卒業生代表 「ごきげんよう」を三唱し、帽子を空高く投げる様子 令和7年度 第54回商船学科卒業証書授与式並びに第18回専攻科海事システム学専攻修了証書授与式|概要 ◆日時 令和7年9月19日(金) ◆場所 鳥羽商船高等専門学校 情報メディア教育センター2階 クリエイティブラボ ◆卒業生および修了生 商船学科 航海コース 21名 機関コース 15名 専攻科海事システム学専攻 4名 ◆本件に関するメディア報道 NHK三重 NEWS WEB 2025年9月19日掲載 鳥羽商船高専で卒業式 商船学科の36人大海原へ 三重 鳥羽 | NHK三重 NEWS WEB (外部サイト) NHK三重 まるっとみえ 2025年9月22日放送 ◆関連記事 ご案内|令和7年度 第54回商船学科卒業証書授与式・第18回専攻科(海事システム学専攻)修了証書授与式 | 鳥羽商船高等専門学校 本件に関する問い合わせ 鳥羽商船高等専門学校 総務課 総務係(広報担当) 0599ー25ー8013 soumu-soumu@toba-cmt.ac.jp 鳥羽商船高等専門学校の日常やお知らせをSNSで発信しています。 ぜひご覧ください。