旭タンカー株式会社と包括連携協定を締結しました

(令和7年8月20日掲載)

協定書に調印後、握手を交わす古山雄一校長(左)と旭タンカー株式会社 春山茂一代表取締役社長(右)

左写真|学生(右から1人目)が本校教員(右から2人目)から指導を受けながらシミュレータで操船する様子、それを見学している旭タンカー 春山茂一社長(左から2人目)、岸和宏取締役(左から1人目)。右写真|旭タンカー株式会社 岸和宏取締役(左奥)が船長役を務め、学生(左手前、右)がシミュレータで操船する様子

 

鳥羽商船高等専門学校(以下、鳥羽商船高専)は、高度な知識と高い技術力 を兼ね備えた海技士の育成を目的に、令和7年7月25日(金)、旭タンカー株式会社と包括連携協定を締結しました。

本校では、航海士を目指す学生に対し、操船シミュレータを活用した教育プログラムを導入しています。この操船シミュレータは、実際の航路や多様な海況を再現することができ、模擬操船を通じて実践的な技術を習得できることから、学生の知識と技能の習得に高い効果を上げています。

今回の協定では、本校が有する最新の知識・技術や操船シミュレータと、旭タンカー株式会社が長年にわたり 培ってきた豊富な現場経験とを融合させ、より実用的かつ高度な海技教育プログラムの共同開発に取り組むことが示されました。また、本協定には、海事産業の発展に資する学術活動や技術交流の推進も盛り込まれていることから、産学連携をさらに 強化することにも大きく寄与することができると期待されます。

締結式において、古山雄一校長は「本校は『進取・礼譲・質実剛健』を教育理念とし、技術者としてだけでなく、人間的にも優れた人材の育成に力を入れた教育を行っています。そして、企業や研究機関と連携し、新しいシステムやプログラムの開発等による支援を行って、積極的に地域に貢献しています。今回、旭タンカー株式会社と包括連携協定を締結したことで、操船シミュレータを利活用した海技教育訓練に豊富な経験が加わり、より実践的な人材の育成に大きく寄与することができることになります。このような連携を大変嬉しく思うとともに、外航船舶職員養成機関として、日本における海事人材育成とその確保に、引き続き努めたいと考えています」と述べました。

また、旭タンカー株式会社 春山茂一代表取締役社長は「我々が経験した様々な事例を提供し、操船シミュレータを用いた学生の教育プログラムに活用したいと考えています。また、鳥羽商船高専の操船シミュレータを利用して、社員の技能・技術向上を図ることに加え、将来的に、社員を鳥羽商船高専に派遣して学生の教育に直接寄与できるような取り組みも進め、産学連携をさらに強化し、海事産業の発展に貢献していきます」と述べました。

協定締結後、鎌田功一商船学科長が本校操船シミュレータ室に旭タンカー株式会社 春山茂一社長、岸和宏取締役、小林英樹船員部長を案内し、学生がシミュレータで操船する様子を見学していただきました。

本校は、現役の海技人材が知識・技術をアップデートできる機会を提供するとともに、学生や教員に とっても、現場で活躍する船員との交流や共同活動を通じた貴重な学びの場となるよう、本協定で得られた成果を積極的に活用していきたいと考えています。

 

旭タンカー株式会社と鳥羽商船高等専門学校の包括連携協定締結式|概要

◆日時
令和7年7月25日(金)

◆場所
鳥羽商船高等専門学校1号館3階会議室
(三重県鳥羽市池上町1番1号)

◆出席者
<旭タンカー株式会社>
春山 茂一 代表取締役社長
岸 和宏 取締役
小林 英樹 執行役員 船員部長

<鳥羽商船高等専門学校>
古山 雄一 校長
江崎 修央 副校長
出江 幸重 研究主事
鎌田 功一 商船学科長

◆参考
鳥羽商船高等専門学校との包括連携協定締結のお知らせ|旭タンカー株式会社(外部サイト)

次世代の海技士育成へ 鳥羽商船高専と海運会社が教育連携|三重テレビNEWS(外部サイト)
鳥羽商船高専と包括連携協定締結旭タンカー|海事プレスONLINE(外部サイト)
旭タンカー、鳥羽商船高専と包括連携協定。海技士育成・技能向上に協力|日本海事新聞 電子版(外部サイト)

 

本件に関する問い合わせ

鳥羽商船高等専門学校 総務課 総務係(広報担当)
0599ー25ー8013
soumu-soumu@toba-cmt.ac.jp

 

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