(令和7年4月16日掲載) 令和7年3月29日(土)、鳥羽商船高等専門学校において、鳥羽・伊勢・志摩地域を対象とした新しい練習船鳥羽丸の見学会が実施され、本校関係者と約120名の地元住民が参加しました。 新しい練習船鳥羽丸は本校が31年ぶりに新造した練習船で、令和7年3月14日に竣工しました。SMART-Ship(最先端の賢い船)、TRUST-Ship(海事教育に頼れる船)、FRIEND-Ship(親しみやすい船)という3つのコンセプトを掲げてデザインされ、自律航行システムや遠隔操船システムを搭載したことから、学生は最新の知識・技術を新しい練習船鳥羽丸から学ぶことができるようになりました。 さらに、電力・水・物資補給能力や船舶型携帯電話基地局を持たせ、船内設備・居住スペースを多様に使用できるよう工夫したことにより、災害時の支援船としても活用できるようになりました。 そのため、より地域に貢献できる練習船になったことを地元住民に知ってもらうことを目的とし、今回の見学会が企画・実施されました。 参加者は、まず新しい練習船鳥羽丸の起工から竣工までの動画と造船所から本校までの回航記録動画を視聴し、その後グループに分かれて練習船鳥羽丸の船内を見学しました。船内見学では、練習船鳥羽丸の船長をはじめとする船員や本校学生が案内役を務め、新しく搭載された機器や設備が紹介されました。 参加者からは「エンジンが大きくてすごいと思った」、「設備が整っていて、何かあったときに助けになる良い船だと思った」といった感想が述べられました。また、練習船鳥羽丸の齊心俊憲船長は「学校だけでなく、地域の方にも愛される船にしていきたい」と話しました。 今後も、本校は練習船鳥羽丸の一般公開を予定しており、令和7年度は本校桟橋、四日市港、名古屋港で実施することを予定しています。