令和6年9月20日(金)、鳥羽商船高等専門学校において、第53回商船学科卒業証書授与式および第17回専攻科(海事システム学専攻)修了証書授与式を挙行しました。 式では、江崎修央副校長が校長を代理して商船学科卒業生31名に卒業証書を、専攻科(海事システム学専攻)修了生3名に修了証書と学位記をひとりひとりに手渡したあと、鳥羽商船高専を巣立つ卒業生と修了生に向けて激励の言葉を述べました。 在校生を代表して式に参加した学生は「先輩たちは聡明で、誠実で、優しく、どんなときも私たちを導いてくれました。学年は違っても、同じ学び舎で過ごす仲間であると私たちのことを想ってくれたから、私たちは学生生活を楽しく充実したものにすることができました。先輩方が卒業されたあとも、鳥羽商船高専のことを母校だと胸を張ってもらえるよう、私たち在校生一同は絶え間ない努力と情熱をもって本校を引っ張ります。先輩方の熱い指導に感謝するとともに、先輩方のこれからの旅路が実り多いものになることを心からお祈りしています」と述べました。 卒業生代表は「5年半で私たちは多くを学び、経験しました。教室、寮生活、部活動、練習船での実習など全ての日々が大切でかけがえのない思い出で、私たちの青春でした。今日、私たちはここを卒業し、それぞれの道に針路をとり、日本海運を支える一因として新たな大海原に乗り出します。将来、どんな大波に揉まれたとしても、鳥羽商船で過ごした日々や仲間の存在が私たちの取るべき航路を決める糧となり、前に進むための推進力になると信じています。これまで真摯に指導してくれた教官、支えてくれた職員、見守り続けてくれた家族に感謝し、在校生の活躍と鳥羽商船のさらなる発展を願っています」と答辞を述べました。 修了生代表は「商船学科卒業後、さらなる知識と技術を習得するために専攻科海事システム学専攻に進学しました。想像していた以上に大変で苦労する2年間でしたが、専攻科の先輩や教員の指導のおかげでこの場に立つことができました。鳥羽商船高専で学んだ7年半を胸に、飽くなき探求心で知識と技術を求め続け、日本海運業界を発展させ、社会に貢献できる人間になります」と挨拶を述べました。 最後に、卒業生が壇上に並び、ごきげんようと挨拶したあとに帽子投げが行われ、授与式が終わりました。授与式後は、卒業生と修了生が、後輩・家族・教員らと思い思いに語り合ったり、記念写真を撮影し、卒業・修了を喜ぶ様子が見られました。 【校長式辞(全文)】