2年生が法と人権について学びました

 令和6年7月3日(水)、鳥羽商船高等専門学校メディアホールにおいて、授業「法と人権」が開講され、2年生が受講しました。

 本授業は、講師として三重県弁護士会の方を招き、社会において成人とみなされる年齢が近づく学生らに対し、法はどんな意味を持ち、権利は何を保障しているのか等を理解してもらうため、一般基礎教育カリキュラムのひとつとして開講されたものです。授業は講師と学生間で対話する形により進められました。学生らは、講師から出された質問である社会における法の役割、法に記されている人権の意味等を考え、話し合いました。その後、講師から具体的な例を聞きながら問題に対する見解を聞いて理解を深めました。さらに、複数人いた講師により見解が異なることや様々な意見があるということを知り、法や人権によって成り立つ民主主義がどんなものであるのかを学んでいました。ある裁判について考える場面では、学生らはどちらの意見に賛同するのかを考え、その理由を述べました。そして、講師の見解を聞きながら、どのような権利について争われているのかを明確にし、裁判の結果を聞いていました。授業終盤では講師を務めた弁護士への質問機会が設けられ、学生から「どうやって弁護士になることができるのか?」「どのくらいの裁判を抱えているのか?」「裁判期間はどれくらいか?」「各々の弁護士や裁判官による思想が裁判に反映されるのか?」といった質問があり講師が丁寧に回答していました。授業を受けた学生は「弁護士は大変な仕事だな」「多数決が民主主義ではないことが勉強になった」等という感想を述べていました。

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