令和6年5月22日(水)から24日(金)まで東京ビッグサイトで開催されたNEW環境展2024に、江崎修央教授、中古賀理准教授および西山延昌特命助教のグループが国立高等専門学校機構ブースNo.4「ブルーカーボン貯留量の自動計測 ~藻場観測機の開発とAIによる藻類識別~」というタイトルで出展しました。 出展した技術は、鳥羽商船高等専門学校を含む複数の教育機関・自治体・企業が共同で取り組むものです。機械学習を活用したブルーカーボン自動計測システムを構築、運用することを目指しています。 ブルーカーボンとは海洋生態系に吸収・固定される炭素のことで、海洋生態系は地球温暖化の要因と考えられる大気中の二酸化炭素を吸収する高い能力を持つことが報告されています。本校が参加する取り組みは、どんな海洋生態系がどれくらい二酸化炭素を吸収・固定しているのかを測定するもので、大気中の二酸化炭素を吸収する能力の高い海洋生態系を構築するためのデータ集積に大きく貢献できると期待されています。 今回の展示会では高専機構理事長をはじめ、研究者や企業等多くの来場者に本校の新しい技術を紹介することができ、様々なご意見やご提案をいただくことができました。特に、現地に計測機器と観測の様子を示す動画を持参したことは来場者に好評でした。