高専ワイヤレスIoTコンテスト2022において2件表彰をいただきました

 この度、「高専ワイヤレスIoTコンテスト:WiCON(ワイコン)2022」において、本校の提案したアイデア2件が表彰されました。
 WiCON2022は、全国の高等専門学校の学生を対象に、独創的なアイデアにより、地域における電波の有効利用促進に取り組み、地域課題の解決や新たなサービス創出を図るアイデアを公募し、採択された提案の技術実証とその成果の審査を行うコンテストとなります。WiCON2022は、「電波有効利用技術部門」、「電波利用システム利活用部門」の2部門から構成されており、「電波利用システム利活用部門」において、本校の2件の提案が表彰されました。

【表彰内容】
〇海の働き方改革大賞
チーム名:masuyama-lab.teichi
提案名:女性漁師のための小型定置網漁支援システム
(概要)
 本提案は、女性漁師を対象として小型定置網での操業を支援する取り組みである。日本の各所で行われている定置網漁について、我々は水中カメラを利用したリアルタイム監視システムを構築し、確実に獲れる時に獲るという新しい取り組みに挑戦している。しかしながら、網の構造上,出入り口を引き上げる時以外は解放しているため,網に入った魚に逃げられてしまうことがある。そこで、箱網の閉鎖機能を実現することで、網内に入った魚を逃さない仕組みを構築する。

〇海象モニタリング活用大賞
チーム名:nakakoga-lab
提案名:LPWA通信による海洋観測機を用いた英虞湾・的矢湾の3次元海象モニタリング
(概要)
 三重県の英虞湾・的矢湾は、真珠を生産するためのアコヤ貝の養殖地であるが、近年では、湾内の水温上昇・貧酸素による2枚貝の大量へい死が問題となっている。そこで、本提案では、湾内における最適な養殖環境の調査と、へい死危険の事前予測を目的として、LPWA通信で海象データを送信する海洋観測機を湾内に多数設置し、各地点の深度毎の海象データから湾全体の海象状況をパターン推定し、水深も含めた3次元の海象状況のリアルタイムなモニタリングを行う。

masuyama-lab.teichi 表彰(中古賀准教授(右)による代理)

nakakoga-lab 表彰(中古賀准教授(右))

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