この度、公益社団法人程ヶ谷基金による第13回(令和4年度)男女共同参画・少子化関連研究活動の支援に関する顕彰事業において、論文部門にて優秀賞を受賞しました。 ◆論文タイトル 「Gender Challenges Faced by Female Physicians in Sweden: A Literature Review」 ◆概要 スウェーデンの女性医師率は5割であるが、外科系は少ないなど、古典的なジェンダーバイアスが残っている。本研究では、スウェーデンの女性医師が経験するキャリアの障壁を明らかにし、この不平等を克服するために今後必要と思われる方策を示唆することを目的として、文献調査を実施した。その結果、医学部入学当初にはなかった性差別的経験が、学年が上がり臨床実習が始まると増加し、職に就くと、職場文化、賃金、役職、社会保障、健康などの面で顕著になることが明らかになった。本研究を通じて、女性の数が増えることは必ずしも男女差別の撤廃を意味せず、女性排除の文化そのものにアプローチすることが重要であることを説いた。 詳細については、以下の公益社団法人程ヶ谷基金のホームページをご覧ください。 ・https://hodogaya-foundation.or.jp/equality/celeb/