本校卒業生が在学中に行った研究活動のうち論文(査読付)が、(公社)日本航海学会より認められ、奨励賞を授賞

この度、本校専攻科海事システム学専攻の卒業生が在学中に行った研究活動のうち論文(査読付)が、公益社団法人日本航海学会より認められ、奨励賞を授賞しました。

 

(学生)   大藪雅史
(論文題目) 「海上安全情報の特徴抽出と自動処理に関する研究」
(掲載誌)  日本航海学会論文集、140巻、p.88-89
(著者)   大藪雅史、鈴木治、吉田南穂子、鈴木

 

【理由】
日本航海学会に投稿、掲載が認められた論文で、航海士がナブテックス等の海上安全情報(MSI (Maritime Safety Information) )を得る手法に関し、第一著者として優れた研究成果を発表されたことが評価され2019年度の本学会奨励賞の授賞となったもの。

 

【概要】
大藪雅史さんは商船学科の卒業研究で行っていた自らの発案により行っていたナブテックスの英語電文の特徴の解析の研究を、専攻科在学中に、共著者である本校の教員と一緒になり、様々な分野の電文の解析と自動処理システムの構築に取り組みました。
例えば、システムのありかたや、あるべき取り扱手法は吉田教員(商船学科准教授)に、英文で記載されている海上安全情報の解析手法には鈴木聡教員(一般教育科教授)に指導を受けたけでなく、オーストラリアなどで学修した得意の英語力を使って主体的に研究課題に取り組みました。なお、本プロジェクトのとりまとめは、鈴木治教員(専攻科海事システム学専攻主任、商船学科教授)の指導を受けて進めたものです。

 

【論文URL】
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jin/140/0/140_88/_article/-char/ja

 

【奨励賞について】
奨励賞は、当該年度の優秀論文の著者で、新進研究者に与えられ、当該年度の4月1日現在で35歳未満の本会の会員であり、かつ、当該年度の日本航海学会論文集の論文著者を対象とする
(日本航海学会の規程 https://j-nav.org/regulations/

 

【大藪雅史さんについて】
鳥羽商船高等船問学校、商船学科航海コース卒業後、専攻科海事システム学専攻入学、2019年9月修了。現在、タンカーにて乗船勤務中。

受賞学生(当該論文の元となる講演会のときに撮影)

 

本校GMDSS室に設置した開発した海上安全情報の受信システム

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