商船学科所属の学生が第2回高専研究国際シンポジウムにおいて優秀発表賞に選ばれました

(令和7年10月29日掲載)

 

鳥羽商船高等専門学校商船学科5年生機関コースの学生が、令和7年10月6日、第2回高専研究国際シンポジウム(The 2nd KOSEN Research International Symposium, KRIS2025)の優秀発表賞に選ばれました。

高専研究国際シンポジウムは、工学分野における国際的な研究発表の場として設けられたもので、国内外の高専や大学などから発表者を募り、学術交流を促進することを目的としています。今回の大会は令和7年8月24日(日)・25日(月)に東京の一橋講堂で開催され、発表者の中から12名が優秀発表者として選出されました。本校の学生はそのひとりとして表彰されました。

受賞した研究の発表タイトルは「Flow pattern observation of air-water two-phase flow inside a vertical microfin tube(垂直内面溝付管内における空気-水二相流の流動様相の観察)」です。この研究では、冷凍空調機器に用いられる伝熱管を模した、内面に溝加工が施された管内において、水と空気の気液二相流の流れを直接観察しました。これまで観察が難しかった内面溝付き管の内部を、透明な樹脂で再現することで、気液の流動を可視化することに成功しています。この観察により、管内の溝が気泡の動きや流動の様子に及ぼす影響を明らかにすることができ、伝熱および流動メカニズムの解明につながる成果が期待されます。

指導教員である商船学科機関コースの広瀬正尚准教授は、「指導している学生が優秀発表賞を受賞し、嬉しく思います。高専の研究は応用分野が注目されがちですが、今回のように基礎研究にも力を入れていることを知っていただけたらうれしいです。また、航海士や機関士を目指す学生たちも、しっかりと研究に取り組んでいることを伝えたいと思います」と語り、学生の成果を喜んでいました。

 

◆参考
優秀発表賞受賞者を公開いたしました。 – 第2回 高専研究国際シンポジウム(KRIS2025)
第2回 高専研究国際シンポジウム(KRIS2025)

 

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