令和6年10月20日(日)、東京海洋大学越中島キャンパスで行われたGNSS・QZSSロボットカーコンテスト2024において、鳥羽商船高等専門学校情報機械システム工学科藤井正光准教授が指導する学生チームが優秀賞を受賞しました。 GNSS・QZSSロボットカーコンテストはGNSS(測位衛星システム)を利用する研究者や技術者の相互交流に加え、学生に対する基礎技術の習得機会や学生同士の交流の場を提供するために開催されています。2024年大会は、RTKやCLAS等の補正情報を利用する高精度GNSS測位を利用した競技が開催されました。コンテスト出場者は、GNSS受信機を設置したロボットカーを製作し、指定されたコースの位置情報を用いながらロボットカーを自律運転させます。競技は制限時間内のコース周回数や、指定された位置を通過すること等が加点ポイントとなり、その合計ポイント数を競うというルールで行われました。 今回、優秀賞を受賞したのは、チーム名「鳥羽商船Girls」・ロボット名「シン・鳥羽丸GO」です。ロボットカーの外装は来年竣工予定の練習船鳥羽丸四代目を模したものでした。鳥羽商船Girlsチームは校内敷地で何度もロボットカー試走を行っており、熱心に取り組んでいる様子が見られました。コンテスト後、鳥羽商船Girlsは次のように話しました。「この度、私たちのロボットカーが優秀賞を受賞できたこと、大変嬉しく思います。チームで力を合わせて取り組んだ成果が評価され、努力が実になった瞬間は何にも代えがたい喜びでした。支えてくださった、周りの皆さまへの感謝も忘れず、受賞の喜びをチームみんなで噛みしめております。 ロボットカー製作で特にこだわった点は、走行アルゴリズムの最適化です。コース上のWay Point間を正確に走行するために、進行方向の計算や制御に細心の注意を払い、何度も試走と改良を繰り返しました。また、走行アルゴリズム以外でも、タイマー処理やブザーの動作に工夫を凝らし、ゴール地点での本校校歌のメロディが上手く再生するように調整しました。大会に参加して、最も嬉しかったことは、大会の雰囲気が暖かかったことです。参加者同士がお互いに応援しあいながら、記録を伸ばそうと切磋琢磨しており、結果が出た後もお互いを称え合う姿が印象的でした。このような環境の中で、競技に参加できたことが何よりも嬉しかったです」 <参考> GNSS・QZSSロボットカーコンテスト|公式サイト https://robot-car.jimdofree.com/ <本件に関する記事> [報告] GNSS・QZSSロボットカーコンテスト2024を開催|イベント情報|みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト – 内閣府 https://qzss.go.jp/events/robotcar_241209.html