(令和7年12月24日掲載) 令和7年12月、鳥羽商船高等専門学校において、株式会社エイ・アイ・エスによる「船員向け労務管理システム」の紹介・体験会が実施され、商船学科3年生が参加しました。 令和5年に国土交通省海事局が示した「船員の労務管理の適正化に関するガイドライン」では、長時間労働や長期連続乗船といった課題を改善し、多様な働き方を実現するため、労務管理記録簿を適切に記載・管理する指針が述べられています。しかし、船員の業務は多岐にわたることから、アナログでの記録・管理は大きな負担となっており、効率化に向けた改善策が課題となっていました。 今回学生が体験したのは、船員の労務管理に特化したクラウド型の船員向け労務管理システムです。本システムは、スマートフォンやタブレット、PCから入力が可能で、修正や予定の登録にも対応しています。これにより、船員の労務入力作業の負担軽減に加え、労務管理責任者が日々のデータを容易に確認できるようになるなど、双方の業務効率化が期待されます。 当日は、まず教室において船員の労務管理の基本について学び、近年多くの船会社で導入が進んでいるクラウド型労務管理システムの概要について説明を受けました。その後、学生の練習船「鳥羽丸」での実習にあわせて、タブレットやPCを用いたシステム操作を体験しました。 本校では、今後も現場で求められる知識や最新技術に触れる機会を通じて、将来の海事分野を担う人材の育成に積極的に取り組んでまいります。 概要 船員向け労務管理システムの紹介・体験会の実施 ◆日時 令和7年12月2日(火)、9日(火)~10日(水)、16日(火)~17日(水) ◆場所 鳥羽商船高等専門学校 校舎地区および練習船「鳥羽丸」 (三重県鳥羽市池上町1番1号) ◆講師 株式会社エイ・アイ・エス 取締役 TRANS-Crew事業部 仲村俊彦事業部長 ◆内容 船員の労務管理 クラウド型 船員向け労務管理システムTRANS-Crew ◆受講者 商船学科 3年生 この記事をシェアする 問い合わせ 記事・その他に関すること 鳥羽商船高等専門学校 総務課 総務係(広報担当) 0599ー25ー8013 soumu-soumu@toba-cmt.ac.jp 鳥羽商船高等専門学校の日常やお知らせをSNSで発信しています。