(令和7年10月27日掲載) 令和7年10月6日(月)、鳥羽商船高等専門学校において、船員災害防止協会中部支部鳥羽地区支部が主催する「生存対策講習会」が実施され、本校商船学科1年生が受講しました。 本講習会は、海難発生時における救命率の向上を目的として実施されており、今回は座学と実技の2項目が行われました。 座学では、同協会の安全管理士・磯崎道利氏を講師に迎え、「生き抜くために」というテーマで講演が行われました。講演では、海中転落の危険性や、やむを得ず船から避難する際に必要となる知識・技術について説明があり、学生たちは真剣な表情で聴講していました。 実技では、株式会社ナゴヤマリンラフトの技術講師・古橋一朗氏らの指導のもと、「膨張式救命いかだの取り扱い」について実践的な講習が行われました。学生たちは、実際に膨張式救命いかだを展開し、中に入ってその構造を確認しました。また、救命いかだに装備されている備品の説明や、信号紅炎の点火訓練も体験しました。さらに、非常食の紹介と配布も行われ、実際の救難時を想定した貴重な学びの機会となりました。 今回の講習を通じて、学生たちは「自らの安全を守るための行動」を学び、将来の船員としての意識を一層高めることができました。 概要 生存対策講習会 ◆日時 令和7年10月6日(月) 13:00~15:15 ◆場所 鳥羽商船高等専門学校 練習船鳥羽丸および艇庫 ◆受講者 商船学科1年生 船員および船舶所有者等関係者 ◆講習内容 座学 「生き抜くために」 講師:船員災害防止協会本部 安全管理士 磯崎道利氏 実技 「膨張式救命いかだの取り扱いについて」 講師:株式会社ナゴヤマリンラフト 技術講師 古橋一朗氏 ◆主催 船員災害防止協会中部支部鳥羽地区支部 問い合わせ 記事・その他に関すること 鳥羽商船高等専門学校 総務課 総務係(広報担当) 0599ー25ー8013 soumu-soumu@toba-cmt.ac.jp 鳥羽商船高等専門学校の日常やお知らせをSNSで発信しています。 ぜひご覧ください。