情報機械システム工学科で取り組む研究がNHK「クローズアップ現代」で取り上げられました

(令和7年9月9日掲載)

海底を撮影するため漁船に取り付けた水中カメラ

 

鳥羽商船高等専門学校 情報機械システム工学科の研究が、令和7年9月3日放送のNHK「クローズアップ現代」で紹介されました。

江崎修央教授の研究室では、海藻・海草が繁茂する面積を識別しブルーカーボンの貯留量を算出するシステムの開発に取り組んでいます。

ブルーカーボンとは、海の生態系(藻場、干潟、マングローブ林など)が光合成によって二酸化炭素(CO2)を取り込み、その有機物などを海底に長期間蓄積することで固定する炭素のことです。これらは「ブルーカーボンクレジット」として認証・取引され、環境への投資や新たなビジネスの創出につながることが期待されています。そのため、貯留量を定量的に算出する技術が重要視されています。

江崎研究室では、漁船に取り付けた水中カメラで海底を撮影し、得られた画像をAIで識別して藻場の生育面積を算出するシステムの研究開発を行っています。今回の番組では、その技術の一例として紹介されました。

 

左|水中カメラで撮影した海底の画像データをAIで分析し、藻の種類ごとに色付け(緑・赤・ピンク)した画像 、右|海底画像データを立体化したデータ

 

水中カメラによる画像データをAIで分析し、藻場の面積を算出して地図データに反映するまでの流れ

 

概要

◆放送日時
令和7年9月3日(水)

◆放送局と番組
NHK「クローズアップ現代」
世界が注目“海藻パワー” 大国ニッポンの可能性は?
https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/episode/te/39MKZ73LVR/

◆紹介された研究
「ステレオ視による海底地形の3次元形状復元およびAIによる藻場の計測」
指導教員:江崎修央 教授

 

本件に関する問い合わせ

鳥羽商船高等専門学校 総務課 総務係(広報担当)
0599ー25ー8013
soumu-soumu@toba-cmt.ac.jp

 

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