(令和7年3月26日掲載) 令和7年3月15日(土)、鳥羽商船高等専門学校において練習船「鳥羽丸」竣工記念行事を挙行しました。記念行事には、金城泰邦文部科学大臣政務官、鈴木英敬衆議院議員、赤池誠章参議院議員、山本佐知子参議院議員、中村欣一郎鳥羽市長をはじめ多くの来賓の方々にご出席いただきました。また、谷口功国立高等専門学校機構理事長を含む関係者約170名が参加しました。 式典では、まず古山雄一校長が「竣工を迎えた新しい練習船鳥羽丸は海洋人材の育成と国土強靭化の国の政策に支えられ、災害支援にも対応できる練習船として建造されました。練習船と本校を結ぶ船陸間通信装置、多様性に配慮した設備、災害時支援のための設備等、最新技術の粋を集めた装備を有した船です。これらの優れた機能を活かし、支援いただいた皆様からの期待に応えるため努めたい」と式辞を述べました。 その後、金城泰邦政務官からは「鳥羽丸は、練習船として初めて自律運航システムが搭載され、仮想岸壁への自動操船で離着岸できる機能、緊急時に周囲の安全を確認し、自動停船する機能を有しています。この鳥羽丸を最大限に有効活用し、これまで以上に高度な船員教育に取り組んでいただき、海洋人材の輩出はもちろん、地域社会に貢献することを強く期待しています」と祝辞が述べられました。 赤池誠章議員からは「老朽化した高専の練習船を一日も早く新造し、海洋立国である日本を支えるための人材育成は不可欠です。この練習船を活用し、多くの優秀な人材が育っていくことを期待しています」と祝辞が述べられました。 鈴木英敬議員から「練習船鳥羽丸の新造に加え、今回、桟橋も新たに建設されました。これは、災害時に海上からの支援を受け入れるためで、地域社会に貢献できるように考えられて作られたものです。また、船陸操船技術などDXにも対応した機能を持った最新鋭の練習船は、これからの時代を担う人材としての質を高めていくことのできる船です。この質の高い教育が受けられる鳥羽商船高等専門学校に次世代の人材が集まり、世界中に羽ばたいていくことを期待しています」と祝辞が述べられました。 最後に谷口功国立高等専門学校機構理事長から「新しい鳥羽丸には最新鋭の技術が搭載されています。これを余すところなく活用し、これまでの教育をさらに向上させることに加え、災害時対応や地域貢献など多方面において活躍できるようにしていきます」と謝辞が述べられました。 式典後は、古山雄一校長と来賓の方々によるテープカットが行われ、次いで練習船「鳥羽丸」の機能や設備を紹介する内覧会が実施されました。 今後、練習船「鳥羽丸」は新年度を迎える令和7年4月から学生の実習・研究や、海洋人材育成のための広報活動としても使用することを予定しています。 <本件に関するメディア掲載> 読売新聞 2025年3月16日掲載 https://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20250315-OYTNT50168/ 中日新聞 伊勢志摩版 2025年3月16日掲載 https://www.chunichi.co.jp/article/1038807 伊勢新聞 2025年3月17日掲載 https://www.isenp.co.jp/2025/03/17/126294/ 日本海事新聞 2025年3月18日掲載 https://www.jmd.co.jp/article.php?no=303798 日刊工業新聞 2025年3月24日掲載 https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00743759