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ウニ殻活用の成果を第23回マリンバイオテクノロジー学会大会で発表(一関高専・函館高専)

2023年5月28日

一関高専(ウニ陸上養殖部門)と函館高専(リサイクル部門)の連携で進めてきたウニ殻活用の成果を,第23回マリンバイオテクノロジー学会大会(2023年5月28日,金沢市文化ホール)で発表しました。研究題目は「ウニ殻由来血圧降下ペプチド抽出の最適化の検証」で,発表者は一関高専 未来創造工学科 化学・バイオ系5年の鎌田芳華さんと髙橋虹葉さんです。

日本で主要な漁獲対象になっている,エゾバフンウニ,キタムラサキウニ,ムラサキウニ,アカウニ,シラヒゲウニの5種のウニ殻について,どれが血圧降下ペプチドを回収するのに最適かを明らかにしました。

発表当日は多くの大学・大学院の学生や教員が本研究の発表ポスターの前を訪れ,今後の研究の糧となる貴重なご意見をいただきました。なお,高専からの発表は本研究のみでした。

今後はペプチド化するために加えている市販プロテアーゼの種類を変えて,コスト,血圧降下ペプチドの活性・回収量を踏まえた最適化の検証を進めていきたいと考えています。