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三陸のウニ畜養企業を訪問(鳥羽商船高専:岡内教授)

2023年2月17、18日

2023年2月17日~2月18日、宮城県三陸町でウニの畜養試験が行われている企業へ出向き、畜養に関する情報交換を行いました。

同社は数年前からろ過海水による「かけ流し方式」でウニを畜養されていますが、それでも斃死が多く出る傾向にあり、ウニの畜養が難しいことを実感しました。

事業化には10万以上のウニを畜養する必要があるとのことです。

鳥羽商船高専では「閉鎖式循環式」での畜養を計画していますが、閉鎖式循環では斃死個体が確認出来たら直ぐに取り除き、海水を交換するなど、水質悪化を防止することが求められます。

その点では「かけ流し方式」よりも細目な管理(例えば残餌の処理、斃死個体の取り上げなど)が重要であることを痛感しました。

ウニ畜養水槽の写真。トリカルネットで仕切られたカゴに
約30個体程度が収容されているが、所々に斃死個体があった。