-次世代で活躍する高度な海洋人材の育成・災害支援機能を備えた練習船-
- 1.操舵室及び機関制御室モックアップ審査
-
2023年11月8日から10日に操舵室及び機関制御室モックアップ審査及び第4回打ち合わせ会議が、三菱重工マリタイムシステムズ株式会社(岡山県玉野市)で行われました。
まずは、操舵室モックアップ(実物大模型)及び機関制御室の審査です。操舵室は令和5年8月にモックアップの事前確認を行いましたので、比較的スムーズに審査が行われました。
機関制御室のモックアップは、今回が初めてとなります。
1日目は本校関係者によるモックアップ審査を行いました。
鳥羽丸代船では、「SMART-Ship」コンセプトとして「情報統合型コンソール」を採用し、(現)鳥羽丸と同様に「全閉型船橋」としています。これにより船橋が広く多人数でも実習が可能で、悪天候時でも安全に実習を行うことが出来ます。
操舵室では、海図区画・無線区画の見直し、各モニターの位置などを決定しました。
これにより、見通しの確保やすっきりとした感じとなりました。
機関室は、各種整備を行うスペース(工作室)を確保しています。
これにより、より実践的な実習を行うことが出来ます。
機関制御室では、たくさんの機器や表示器配置の変更を行いました。これにより限られたスペースでも、より効率的に使いやすくなりました。 - 2.第4回打ち合わせ会議
-
2日目は午前・午後とも、打ち合わせを行いました。
甲板関係・機関関係に分かれて、細かいところまで話し合い調整を行いました。 - 3.操舵室及び機関制御室モックアップ最終確認
-
最終日(3日目)の午前中は1日目に行った修正箇所の確認です。これ以降は変更できませんので、コンセントの位置やメーターの位置など細部までチェックしました。
午後からは、シリーズ船の4番船となる富山高専や他高専の教職員による見学を実施しました。
鳥羽丸代船のモックアップや建造中の(新)弓削丸を見学していただくことで、商船系高専の練習船がより良くなるよう実施されました。



