-次世代で活躍する高度な海洋人材の育成・災害支援機能を備えた練習船-
- 1.建造する造船所の決定
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令和5年7月3日に開札が行われ、(新)鳥羽丸は、「三菱重工マリタイムシステムズ株式会社」(岡山県玉野市)で建造されることに決まりました。
(現)鳥羽丸も同じ造船所(旧三井造船)で造られました。 - 2.(新)鳥羽丸の基本コンセプト
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事前設計でまとめた「練習船「鳥羽丸」代船建造仕様書及び一般配置図」をもとに「三菱重工マリタイムシステムズ株式会社」から以下の技術提案コンセプトがありました。
①SMART-SHIP ~最先端の賢い船でスマートな教育を~
DPS(自動船位保持システム)を中核とした、新しい技術の計画・実装及び将来の機能拡張や技術進化に対応できるシステムの搭載。
②TRUST-SHIP ~海事教育に頼れる船で信頼関係の構築を~
・実践的な実習が行える「操舵室」「機関室」を構築。
・外海においてもより良い実習・船内生活を行えるように配慮。
③FRIEND-SHIP ~親しみやすい船で海と人との友好な関係を~
・災害支援による社会・地域への貢献を行える配置・設備を構築。
・海事思想の普及のための、魅力ある船の建造。 - 3.「基本設計」「機能設計」「詳細設計」
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(新)鳥羽丸は令和6年度4月頃まで、「三菱重工マリタイムシステムズ株式会社」との打合わせ会議を行い、「基本設計」「機能設計」「詳細設計」を進めていきます。
造船所より出図された膨大な各種図面を鳥羽丸代船建造委員会でチェックし、承認することで、(新)鳥羽丸の詳細が少しづつ決まっていきます。
