一般基礎教育「歯科衛生」と「デートDV」の2講座を開催しました

令和6年12月4日および令和7年1月8日、鳥羽商船高等専門学校メディアホールにおいて外部講師を招いた講座を開催し、本科1年生が受講しました。

 

「歯科衛生」

令和6年12月4日、講師として歯科医師の寺本祐二氏を招き、「高専生に知ってほしい歯科保健」という演題で授業が行われました。

学生は、まず歯周病に対する基礎的な知識や具体的な歯のブラッシング方法について学びました。特に、高専生1年生は親知らずが生えてくる年齢でもあるため、かかりつけ歯科医と相談しながら自分の歯の状態を知っておくことが大切です。

また、本校が所在する三重県鳥羽市は離島もあることから、離島地域・近所に病院のない地域を対象とした新しい地域医療が実施されつつあるという状況についても紹介されました。

授業後、学生らは「歯科保健のことをよく知ることができた。歯ブラシの持ち方や歯磨きのこと等はこれまで考えていなかったが、これからは意識しようと思った」、「歯周病菌が他の病気を引き起こす原因になるというのを始めて知った。自分の身体のために正しい方法で歯を磨こうと思った」等と話し、歯の健康を維持していくことの重要性を改めて認識していました。

 

「デートDV防止講座」

令和7年1月8日、講師として鳥羽市健康福祉子育て支援室の大田みどり氏と谷まゆみ氏を招き、「デートDV防止講座」という演題で授業が行われました。

学生は、DV(ドメスティックバイオレンス)やデートDVがどのようなものであるのか、友人や恋人であっても嫌なことはNOと言える対等な関係を気づくことが重要であるということを学びました。

その後、学生同士でグループワークを行い、「もし友達が暴力の被害に遭っていたら」「もし友達が暴力を振るっていたら」「もしあなたが被害に遭ったら」こうしてみようという具体的なアドバイスを考えたり、対等な関係を築くために、相手を非難するのではなく自分の気持ちを相手に伝える方法として「YOUメッセージよりもIメッセージで話してみよう」を試しました。

授業後、学生からは「DV被害にあった人が予想よりも多く驚いた」、「暴力は殴る・蹴るといった行動だけではなく、相手の束縛や相手の嫌なことを言うのも暴力に当たることを知った。これからは言葉づかいに気を付けたいと思った」、「自分の気持ちを伝えることも大切だし、相手の気持ちを考えて行動することも大切だと改めて思った」という感想が述べられ、相手のことを尊重しながら話すこと・接することの大切さを学んでいました。

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