令和6年9月27日(金)、鳥羽商船高等専門学校において集中講義「データドリブン経営概論」が開講されました。 データドリブン経営は、経験や勘などではなく、これまで収集・蓄積してきたデータを分析し、その結果をもとに戦略や方針を決定することです。近年、DXが急速に進んだことにより情報は多様化・複雑化し、現在も日々変化し続けています。この変化にいち早く対応するためには素早い意思決定が必要で、データドリブン経営への注目度は非常に高まっています。 今回、講師として福重貴浩氏(Orbitics株式会社データサイエンス部ディレクター、大分県DXアドバイザー、国土交通省交通運輸技術開発推進制度ビジネス化推進マネージャー)を招きました。講義の前半はデータをどのような方法で分析するのが適しているのか等の基本的な知識を学び、後半は実際にデータ分析とそれに基づく事業継続判断を行い、学生間で発表しました。 講師の福重氏は「高専生にとっては難しい内容だったかもしれないが、みんな授業についてきてくれてよかった。学生一人一人が良い視点を持っていて、データを正しく整理し、色々な視点で分析し、それを判断材料にしていたところを評価したい」と講評を述べました。 参加した学生は「内容が難しい講義だった。でも、丁寧に教えてもらえて理解することができた」と達成感のある様子を見せていました。