DCON2025 経済産業大臣賞と企業賞(アクセスネット賞・三菱電機エンジニアリング賞・ビズリーチ賞 )を受賞しました

(令和7年5月14日掲載、令和7年5月23日更新)

 令和7年5月9日~10日、渋谷ヒカリエホールにおいて行われた第6回高等専門学校ディープラーニングコンテスト2025(以下、DCON2025)本選において、鳥羽商船高等専門学校 情報機械システム工学科に所属する学生チームezaki-labが経済産業大臣賞および企業賞(アクセスネット賞・三菱電機エンジニアリング賞・ビズリーチ賞)を受賞しました。

 DCONは「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」を活用して社会課題を解決する作品を制作し、生み出される「事業性」を企業評価額で競うコンテストです。今コンテストには過去最多となる95チームがエントリーし、一次審査と二次審査を経て、鳥羽商船高専のezaki-labを含む10チームが今回の本選に出場しました。

 本選では技術審査と学生によるプレゼンテーションが行われ、審査の結果、鳥羽商船高専は審査員から1億5000万円という企業評価額が提示されました。また、予測される経済効果や将来への期待度の高さから経済産業大臣賞を、完成度の高さと発想力の高さから企業賞(アクセスネット賞・三菱電機エンジニアリング賞・ビズリーチ賞 )を受賞しました。

 鳥羽商船高専のezaki-labが制作・発表したのは、海苔養殖を食害から守るためのシステム「めたましーど」です。めたましーどは、音とレーザーを活用して食害の要因になっているカモを追い払うシステムで、近年減産し続けている海苔養殖の生産量を向上させることができる転換点に寄与できると期待されているものです。地元・伊勢湾漁協や鳥羽磯部漁協の海苔養殖生産者とともに海苔養殖現場に通いながらシステムを開発し、 今コンテストでメンターを務めたconnectome.design株式会社の佐藤聡氏からアドバイスを受けながら事業化に向けた取り組みも進めてきました。

 今後、学生チームezaki-labは三重県内で実証実験を積み重ね、製品化を目指して取り組んでいく予定です。

 

第6回高等専門学校ディープラーニングコンテスト(DCON2025) 本選

日時:令和7年5月9日~10日
チーム名と作品名:ezaki-lab めたましーど ~海苔養殖を食害から守る~
指導教員:江崎修央 教授
企業評価額:1億5000万円(第2位)
受賞:経済産業大臣賞、企業賞(アクセスネット賞・三菱電機エンジニアリング賞・ビズリーチ賞)

 

参考

DCON2025 本選概要と結果
DCON 公式サイト
connectome.design株式会社の佐藤聡 代表取締役社長がDCON2025本選に出場するチームezaki-labを視察・メンタリングしました | 鳥羽商船高等専門学校

 

本件に関するメディア掲載

中日新聞 伊勢志摩版 2025年(令和7年)5月22日掲載
鳥羽商船チームが経産大臣賞 全国高専コンテストで事業性高評価

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