令和6年11月27日(水)、三重県鳥羽市の鳥羽市水産研究所で行われた「海しる 利活用ワークショップ」に鳥羽商船高等専門学校商船学科5年生谷結野さん、福田雄介さん、匹田梢真さん、小林舜さん、栗原玄太郎さん、中居怜さん、山田智貴教授、窪田祥朗教授が参加し、発表しました。 「海しる」は、海洋状況表示システムのことで、海の過去と今を知るための情報が地図上の位置情報と併せて表示されるサービスです。海上保安庁が集積していた膨大なデータを用いて内閣府総合海洋製作推進事務局が製作したもので、地形・地質・海洋気象・安全・防災・水産・海域利用・保全といった幅広い分野の情報が掲載されています。 今回のワークショップで、参加者は海しるを運用している海上保安庁の担当者から使用方法を学びました。そして、実際に海しるを用いて鳥羽市周辺の海の情報を取得し、地図上に書き込むことで「鳥羽の海」を示す地図を作成しました。また、鳥羽の海をよく知る関係者が海しるに未記載の情報を書き加えることにより、オリジナルの地図を完成させていました。最後に、この地図を使って、鳥羽の海をどのように利活用したらよいのか、意見交換が行われました。 参加した学生は「今回、ワークショップに参加してはじめて”海しる”を知りました。多くの情報が掲載・リアルタイム更新されており、マリンレジャーでも役立つようなウェブサイトだったので、とても優れているシステムだと思いました。また、自分自身の研究活動においても、実験場所を選ぶため、”海しる”から潮流、海流、風向・風速、海水温といったデータは非常に役立ちました。このように、日常から研究まで、非常に多くの分野で活用できるサービスだと思うので、もっと広く知ってほしいと思いました」と話しました。 <海しる> 海しる / MSIL 海しるモバイル版 <本件に関するメディア報道> 中日新聞 伊勢志摩版 2024年11月30日掲載 https://biz.chunichi.co.jp/news/article/10/95138/(会員限定記事)