第4回中学生・高校生データサイエンスコンテスト最終選考会に出場しました

令和6年10月26日(土)、神戸大学において第4回中学生・高校生データサイエンスコンテスト最終選考会が行われ、鳥羽商船高等専門学校一般教育科田中秀幸准教授が指導する学生チーム「インテグラル田中」が出場しました。

本コンテストは、中学校・高等学校教員の統計教育の指導力向上を図るとともに、神戸大学のデータサイエンス・AI教育の取り組みを教育機関や中高生に普及することを目的として開催されています。参加者は、あらかじめ準備されたデータをもとにデータサイエンスに基づく方法で分析し、提案するという課題に取り組みます。

鳥羽商船高専チームは本コンテストに初めて応募し、挑戦しました。その結果、91チームの応募に対し、一次審査と二次審査を通過したファイナリスト8チームのうちのひとつに選ばれて最終選考会に出場しました。最終選考会は、参加者がプレゼンテーションと質疑応答を行い、データサイエンスの専門家によって審査されるという形で行われました。惜しくも、鳥羽商船高専チームは受賞に至りませんでしたが、初出場ながら最終選考会に出場することができ、コンテスト全体を通して学生は貴重なことを経験しました。

チームを指導した田中秀幸准教授は「普段の授業とは異なり、何をすべきかを教えてくれる人は誰もいません。まず何をしたらいいか?という道筋を考えるところから始めなければならず、学生は非常に苦労していました。指導教員の私からの助言は最小限にとどめ、ほぼ100%自分たちで問題解決するように取り組ませたつもりです。最終的には分析結果をしっかりとまとめ、統計的根拠をもった提案を提出課題としてまとめることができました。このコンテストを通じて、学生はデータサイエンスに関わる知識や経験を得ただけでなく、コミュニケーション能力が大きく伸びたと思います。3年生はこれが最初で最後の参加となりましたが、その悔しい想いを引き継いだ1・2年生が来年も挑戦してくれることを期待しています」と話しました。

(大会概要は神戸大学 数理・データサイエンスセンターによるニュースを参考にしました)

 

<本件に関する、神戸大学数理・データサイエンスセンターの記事>
2024年度 | ニュース一覧 | 神戸大学数理・データサイエンスセンター主催「第4回中学生・高校生データサイエンスコンテスト」結果発表

<本件に関する記事>
日経サイエンス 2025年1月号 15ページ 「科学コンテスト|中高生がデータ分析力競う」

(2024年12月4日更新)

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