回流水槽が更新されました

 平成23年度予算で建設中であった回流水槽が3月末に完成しました。本装置は、昭和49年に設置された旧回流水槽が老朽化したのに伴ない、その更新として設置されたものです。
 本水槽は長さ3 m、幅1.4 m、水深0.8 mの観測部を持ち、最大1.5 m/sの流速を発生することができ、船体模型の抵抗測定や、プロペラの性能計測試験等、幅広い流体に関する実験を行うことができます。旧水槽は水路が水平に循環する水平循環式でしたが、新水槽は水が垂直に循環する垂直循環式となり、性能的には±2%以内という現時点では世界最高水準の流速均一度を達成しています。またステンレス鋼の採用による内部塗装の不要化や、総水量の減少(30トン→20トン)による維持管理費用の低減も実現しました。さらに今後必要性が増えてくる小水力発電に対応した低水位実験も可能となりました。
 今後は従来からの教育・研究活動での利用に加えて、東海地方唯一の汎用回流水槽として地域からの共同研究、受託研究での活用を推進していく予定です。